「あらためて、だ。
　恭弥、Buon　Compleanno!!　誕生日おめでとう！！」




「誕生日なんて、どうでもいいのに･･･大げさだね。」

「どうでもよくなんてねぇよ。」

俺にとっては一年のうちですげー特別な日なのに、恭弥がそんなことを言うもんだからついマジになって強い口調になっちまったぜ。大人げない。

「･･･悪い。でもな、俺にとっては年に一度の大事な奴の誕生日なんだぜ？お祝いさせてくれないか？」



「･･･仕方ないね。」

「相変わらずかわいくねーな。素直に喜べって。」

「ウザい。」

「ウザいけどそんな俺が好きなんだよな？」
「死んで。」
「ひっでー」


他愛のない会話をして、いつもと同じように二人で食事。
たいしたことなんてできやしないけど、
特別な夜をこうして二人で過ごせることが幸せ。
今、こうして隣で恭弥の顔を見ていられるのが幸せ。



「ありがとう？お祝いしているあなたがありがとうって変じゃない？」

「変じゃねーよ。生まれてきてくれて、俺と出会ってくれて、ありがとう。
俺の気持ちを受け入れて、こうして一緒にいてくれて、ありがとう。って意味。」

「なにそれ。･･･変な人。」

放った言葉は可愛くないけれど、そう言ったあとで可笑しそうに、なんだか照れたように微笑んだ恭弥が可愛くて、思わず抱きしめちまった。

「ありがとう恭弥。ありがとう。愛してる。大好きだ。」
「何度も聞いてるから分かってるよ。」


ありがとう。

ありがとう。

愛してる。


心の奥から溢れ出てくる。
それが熱となって、身体に返ってくる。俺もまだまだ若いな。



「あのな。･･･この部屋の風呂場、すっげー綺麗な夜景が見えるんだぜ？」

「･･･入ってくれば？」

「恭弥と一緒に入りたいの！」

またあなたは。なんてシラーっとした目で一瞥されたけど、あきれたようなため息のあと恭弥が口を開いた。


「お寿司が食べたい。」

「え！？」

「お寿司。」

「･･･ははっ。恭弥らしいぜ！了解！ロマーリオに店押さえさせておくぜ。」

どうやら一緒にお風呂はOKらしい。
(･･･タダではないけど。)




慣れない行為に少しだけ戸惑いがちに回された腕を感じると目の前の小さな愛しい身体を引き寄せてキスをした。

俺が笑うと、恭弥も笑った。

あの恭弥でさえ、こんな顔してるのなら、俺はきっと、これ以上内くらい幸せな顔をしているんだろうな。



願わくば、

来年も、そのまた来年も、

10年先でも

こうして二人で誕生日を迎えられますように。




Fin...




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ということで恭弥誕うｐ終わりましたー！！
更新遅くてすいません･･･！！
もうすぐ一年経ってしまうと二人で焦っております。
エンツィオ並みの遅さですがこれからも頑張っていきますのでお時間のあるときに覗きにきてやってください！！

そして今回は今までとちょろっと毛色を変えて、NG写真もUPしてみましたー☆
なんかこのブログの運営方法がよく分かってないのでいろいろバラバラで見づらいかと思いますが許してやってください；



嬉しくなんてないもん☆とか言いつつほんとは嬉しい恭弥。
なんて可愛いんだｖ(ディノ談)


いつも眠いディーノさん。10代の若さにはついていけません。

もうむりぽ＼(^o^)／と眠りに落ちたディーノとは裏腹に今日も元気いっぱいな恭弥さんはディーノの身体を使って一人で･･･クフフｖ←



実は10年後の撮影もやってきたのですが記事的に使えそうになかったのでここにペタリ。
使わなかった写真たちはどこかしらに載せたいね、と話して何ヶ月経っただろうか･･･＾＾笑

そんな感じでこれからも面白ろおかしく二人でやらかしてまいりますのでよろしくお願いします！

それでは！ありべでるち！